マニラで唯一の世界遺産に登録されている歴史的建造物です。1599~1606年に建てられたフィリピン初のスペイン建築様式の教会で、石造りの教会としてはフィリピン最古。教会内はバロック風のインテリアで、パリから取り寄せられたシャンデリアや、イタリア人アーティストによる壁画や祭壇を見ることができます。敷地内にはプライベート・ミュージアムが併設されていて、聖人を描いた巨大な油絵26枚をはじめ、スペイン移民の豪商ルイス・アラネタ氏のアンティーク調度品や、植民地時代の芸術作品などが所蔵されています。館内には1898年にスペイン軍がアメリカ軍に降伏を宣言した部屋や、刺繍が施されたカロサが収められている聖具室などがあります。