1565年にスペインの植民者レガスピとウルダネタによって建てられたフィリピン最古の教会。マゼラン・クロスが入る八角堂の通りを隔てた北側にあります。1568年11月1日焼失、1602年再建、1628年再度破壊、1740年に再建修複。教会の守護聖人サントニーニョ (幼きイエスキリスト像)は、ポルトガル人の探検家フェルディナンド・マゼランがファナ女王に贈ったもの。レガスピらがもたらした戦火のなかでも無傷だったと言われ、以来人々はこの像を奇跡の守護神として崇拝するようになり、今でも毎日、多くの信者が訪れています。 1965年にはローマ法皇よりバシリカミノレ(教会堂)の称号を与えられ、バシリカ・ミノレ・デルサントニーニョ (Basilica Minore del Sto. Nino) と尊称されるようになりました。