フィリピン文化の魅力を語る上で外せないのが「フィエスタ」と呼ばれるお祭り文化。エネルギッシュで笑顔が絶えない陽気なフィリピンの人々が、神様から与えられた日々の生活へ感謝し、ラテンのノリを最大限に発揮して思いっきり楽しむ日。フィリピン各地では1年を通して華やかで個性豊かなフィエスタが開催されています。今回はフィリピンに来たら1度は参加したいフィエスタを厳選してご紹介します。
1、シヌログ・フェスティバル(Sinulog Festival)
今から460年以上前、ポルトガル人の探検家フェルディナンド・マゼラン一行によってキリスト教がもたらされたセブ島で、希望と幸福への祈りの一環として始められたフィリピンで最も有名なフィエスタの一つです。 軽快なドラムに合わせて繰り広げるストリートダンスは圧巻。ダンサーたちの煌びやかな衣装やメイクアップにも注目です。
場所:セブ市内
※開催についての最新情報は事前にご確認ください。
2、ディナギャン(Dinagyang)
パナイ島のイロイロ市で、毎年1月第4週の週末に行われるフィエスタ。セブ島に建てられたサント・ニーニョ像の複製が1968年にイロイロ市に贈られたことを祝うために行われます。また、原住民族のアティ族と原住民族のアティ族との間の平和的な土地取引を結んだことを記念するフィエスタでもあります。地元の若者が原住民族の姿を真似て肌を黒く塗り、原住民族に似せた衣装を身につけドラムに合わせてダンスをします。迫力満点のストリートダンスやグループパフォーマンスは必見です。
場所:イロイロ市, パナイ島
※開催についての最新情報は事前にご確認ください。
3、カダヤワン・サ・ダバオ(Kadayawan sa Davao)
フルーツや花の産地として有名なダバオで、毎年収穫の時期にあたる8月に今年の収穫を祝い、さらに来年の豊作を願うために行われるフィエスタ。野菜、フルーツ、そして色とりどりの花々で飾られたフロートが大通りを練り歩き、鮮やかな衣装をまとった人々がストリートダンスを披露します。原住民族たちの伝統文化の披露の場ともなっており、伝統的な民族衣装や民族楽器の演奏も楽しめます。
場所:ダバオ市内
※開催についての最新情報は事前にご確認ください。
4、マスカラ・フェスティバル(Masskara Festival)
砂糖産業の中心としても有名なバコロドで行われるフィエスタ。1980 年に砂糖の価格が暴落し住民の生活が危機にさらされたとき、その困難を乗り切るために住民を奮い立たせようという目的から始まりました。その由来と名前の通り、笑顔のマスクがこのフィエスタ最大の特徴です。期間中は、カラフルなマスクと衣装を身にまとったストリートダンスや楽器の演奏を見るために、世界中から多くの観光客が訪れます。
場所:バコロド, ネグロス島
※開催についての最新情報は事前にご確認ください。
いかがでしたでしょうか?陽気でお祭りが大好きなフィリピンの人々と一緒に楽しんでみませんか?