フィリピン観光省はフィリピン外務省とフィリピン労働省と連携し、出国に関する制限を緩和することになりました。2020年3月16日に発表されたコミュニティ検疫の規制が強化され、それによると、すべての外国人観光客は72時間以内に出国しなければなりませんでしたが、その制限が緩和されました。強化されたコミュニティ検疫の期間中(2020年3月17日から2020年4月13日まで)にフライトがあれば、国籍を問わず、出国することができます。また、外国で働いている、または、移住しているフィリピン人の出国も可能となりました。
出国される時は、航空券の控えが必要です。空港まで、一人までの同伴者/運転手が許可されていますが、同様に航空券の控えのコピーが必要となります。
また、宿泊施設(ホテルなどを含め)は、下記の条件を一つでも満たせば、コミュニティ検疫の制限が免除されます:
① 3月17日現在で外国人観光客による予約がある
② 長期リースでチェックインされているお客様がいる
③ 3月16日付国務長官発行覚書の規定に免除された施設の従業員がチェックインされている
3番目の条件を満たしていない宿泊施設は新たな予約を受け入れることができません。
フィリピン観光省はフィリピン民間航空局と各地方自治体と空港と連携し、24時間体制のツーリズムエアポートチームを設けました。このエアポートチームは観光客のフライト、予約、移動方法、食事と宿泊についてのお手伝いを目的としています。
フィリピン観光省の各地域事務局は強化されたコミュニティ検疫の情報を外国人観光客に伝わるように、ホテル、アイランドリゾート、ツアーオペレーター、地方自治体などの観光産業関係者に積極的に連携をとっています。
フィリピン観光大臣ベルナデットロムロプヤットは「フィリピン観光省は観光客の安全の確保と彼らのニーズにこたえるため、すべての観光産業関係者、地方自治体と積極的に連携しています。」と強調しました。