フィリピン・トラベルマイスター検定

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セブ島・ボホール島の知識

セブ島の知識 1

アクセス、歴史的名所、ショッピングスポット、観光スポット

世界有数のリゾートアイランドとして知られるセブ島。南北に山脈が連なる細長い形のこの島は、ビサヤ諸島の中心に位置しこのエリアの玄関口も担います。州都セブ市は1700年代初頭に設立された国内最古の都市で、「南の女王」「フィリピンのキリスト教の聖地」の愛称も。南国の楽園とビジネス天国が融合したユニークな都市で、「アジアで最も住みやすい都市の第8位」にも選ばれました。16世紀にはポルトガルの探検家マゼランが来訪し、ここに没した歴史も持ちます。豊かな海に囲まれたセブはマリンアクティビティも盛んで、語学留学先としても人気のエリアです。

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『セブ島の知識(前編)』

アクセス

日本からセブ島へのアクセスは約4〜5時間で、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港からマクタン・セブ国際空港への直行便が運航しています。マクタン・セブ国際空港は首都・マニラのニノイ・アキノ国際空港に次ぎ国内で2番目の大きさで、一日に約1,250万人の観光客が受け入れ可能です。なお空港があるのは、セブ島のすぐ隣にあるマクタン島。タクシーを使ってマクタン島のホテルまでは20〜30分、セブ市内までは40分〜1時間の距離です。

歴史的名所

サンペドロ要塞

三角形に配されたサンペドロ要塞は、フィリピン最古にして最小の要塞です。1565年に建設が始まり完成は1738年と、200年弱の年月をかけ造られました。1700年代にはイスラム教徒の海賊の見張り台として、また戦時下には牢獄や捕虜収容所として使われました。現在は一般開放されており、サンペドロ要塞を含む一帯は「自由の広場」と呼ばれる公園で、市民憩いの場所です。

サント・ニーニョ教会

サント・ニーニョ教会はフィリピン最古の教会で、1565年にスペインの植民者レガスピとウルダネタによって建てられました。1568年に焼失、1628年には破壊されており、その度再建されています。教会の守護聖人サントニーニョ (幼きイエスキリスト像)は、ポルトガル人の探検家マゼランがファナ女王に贈ったもの。戦火においても無傷だったとされ、以降人々はこの像を奇跡の守護神として崇拝し、今でも毎日多くの信者が訪れます。

道教寺院

道教寺院は中国の思想家である老子を祀った寺院です。99段の階段を登った先に佇んでおり、運勢を占ってもらうこともできるほか、毎週水曜日と日曜日には道教の儀式が行われています。赤と緑を基調とした極彩色の建築方式が印象的で、最上部からはセブ市内を一望できます。

ラプラプ/マゼラン記念碑

マクタン島北部にあるエンガノ岬の遠浅のビーチ際には、ラプラプ像が佇んでいます。1521年、かのマゼランはキリスト教を布教すべくセブ本島からマクタン島を目指しました。そこでマクタン島首長のラプラプと戦い負傷、この地に没することとなります。こうした歴史からラプラプは、侵略者マゼランを撃退した英雄とされています。なおラプラプ像の隣には、マゼランの布教を称えるマゼラン記念碑もあります。

マゼランクロス

1521年、フィリピン最初のキリスト教徒となったフマボン王とファナ女王、臣下400人が洗礼を受けた場所に、マゼランが建てた木製の十字架がマジェランクロスです。奇跡を呼び万病に効くと信じた人々によって十字架が削り取られるようになってしまったため、1834年には十字架の全壊を防ぐ目的で八角堂が造られ、十字架の外側部分は複製になりました。 八角堂の天井には、当時の洗礼儀式の様子を物語る絵画が描かれています。

ショッピングスポット

セブにはラグジュアリーなものからカジュアルなものまで、多様な大型ショッピングセンターがいくつもあります。アヤラ・センター・セブは高級感漂う大型モール。広大な敷地には、約600店舗以上のショップをはじめ、レストランやカフェ、映画館、ボーリング場や公園まで有します。対してガイサノ・カントリー・モールは地元客も訪れる庶民派ショッピングモール。地下1階のスーパーマーケットはセブ市内でも比較的安い価格帯で、バラマキ土産用のお菓子や調味料の購入にもおすすめです。またSM シティー セブも庶民派大型モールの代表格。フィリピンのローカルブランドや日用雑貨が豊富に揃い、スーパーマーケットも入っているため、お土産探しにも便利なスポットです。

観光スポット

カサ・ゴロルド博物館

マニラにはフィリピンについて学べる施設から、SNSで話題のフォトジェニックな場所まで、気になる観光スポットが目白押しです。フィリピンの歴史や文化に触れるならアヤラミュージアムや国立美術博物館、国立自然史博物館に足を運ぶと良いでしょう。フォトジェニックなスポットなら、その名の通りデザートがテーマの博物館デザートミュージアムがおすすめ。また科学博物館のザ・マインド・ミュージアムや、フィリピン各地の文化や伝統が学べるラクバイ博物館といった、体験型施設も注目です。フィリピン初の海洋テーマパークであるオーシャン・パークでは、水槽での展示のほかアシカのショーやドクターフィッシュ体験、さらには鳥や動物と触れ合えるコーナーまで揃っており、大人も子供も楽しめます。

ヤップ サンディエゴ アンセストラル ハウス

17世紀に建てられ、フィリピンで最も古い歴史的邸宅の一つとされるのが、ヤップ サンディエゴ アンセストラル ハウスです。サンゴの石と屋根の瓦は「Tisa」と呼ばれる粘土でできおり、木製部分は最も固い木材の「モラベ」が使われています。アンティークな家財とアートワークが当時のまま残され、まるで17世紀にタイムスリップしたかのような気分を味わえるスポットであり、昔のフィリピンの人々がどのように暮らしていたかを知ることもできます。

カルカル・シティ・ミュージアム

セブ市内から車で約1時間半のセブ島南部に位置するカルカル町には、スペイン統治時代の歴史が色濃く残っています。この町に佇むカルカル・シティ・ミュージアムは、アメリカ統治時代の診療所を博物館に改装した施設。アンティークの家具や壺など、この町の歴史を紹介するアイテムが展示されています。

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